理事長だより

理事長だより

大商大、大阪女子短、芸工大、大商大高校で入学式が開催されました。

2014年4月9日

春爛漫 桜の花も満開の季節となり新年度が始まりました。

4月2日(水)、設置校のトップを切って、大阪商業大学にて入学式が挙行されました。1,201名の学部生と19名の大学院生を新たに迎えた学長式辞では、学園の建学の理念『世に役立つ人物の養成』とその解釈である『四つの柱』を、「電車の中でお年寄りやハンディキャップのある方に席を譲れる人、弱い立場の人たちを大切にできる『思いやりと礼節』、基礎的な知識、学力を身につける『基礎的実学』、その基礎的な知識を更に広げ知識だけでなくどんな場面でも適応できる『柔軟な思考力』、人々に幸せな思いをしてもらうために自分が幸せであること、逆境を自らの糧とし次へチャレンジし続けそれを楽しいと思う『楽しい生き方』」と話されました。ご父母には「ご子女が進むべき道を決めた時、その決断を尊重し、応援して背中を押してあげていただきたい」と話され、最後に新入生に対して「やるかやらないか迷ったらやる方を取る」の言葉を贈って結ばれました。

4月3日(木)緑一杯の大阪女子短期大学入学式では、253名の入学生を前に、「短大は2年で完結するプログラムであり、短大生活はその先の学びたいもの、進むべき職業、それぞれの進むべき道を探し見つける時間である。そして、人として世の中を騙すようなウソをつかないこと、本当の友人は耳の痛いことを言ってくれる人であり、そんな友人を多く作って欲しい。友人の言ったことに反論する時は、先ず「ありがとう」と言ってから自分の考え、意見を言えるような人になって欲しい」と話されました。

4月5日(土)寒波が戻り花冷えの中、神戸芸術工科大学の入学式では、学部生、大学院生合わせて478名の新入生を前に、「キャンパスに咲く桜は、平成7年1月17日の阪神淡路大震災後の春、教職員の寄付で植え、十数年の時を経てこのような花を咲かせている」と披露され、「その満開の桜に例え、桜の木は花を落とした後、夏の強い日差しと、冬の冷たく凍るような風に耐えながら次に花を咲かすためにエネルギーを貯める。本学で学びながら目標を決め、人々を幸せにするデザインを数多く考え、考え続けたものをエネルギーとして世界に向け発信し、卒業後いつの日か大きな花を咲かせて大学へ帰ってきて欲しい」とエールを贈られました。

4月7日(月)週末からの寒波が居座る中、大阪商業大学高等学校での入学式では、399名の新入生たちに向け、「高い地位にある人こそ弱い立場にいる人を大切にしている」との実例を話され、「他の人を思いやり優しくできる人になるためこの学校で学んで欲しい。人は自分を伸ばすために背伸びすることも必要であり、もうこれでいいとかこのままでいいと思えば成長はそこで止まる。自分を伸ばす過程では失敗を恐れずどんどん失敗をして欲しい。失敗から学ぶことが多くある。」棋士の谷川名人から伺ったお話として、「今に至るまでに、600回の負けがありその都度立ち上がった。それがあったから今があります」と披露され、「失敗を繰り返しいい顔になって欲しい」と結ばれました。この日は大阪商業大学堺高等学校には428名、大阪女子短期大学には150名の新入生を迎えた入学式が同時に挙行されました。

幼稚園を除き入学式が終わり、各設置校では新年度の活動が始まりました。

(秘書室)