大阪緑涼高等学校2年生を対象に、講演会を開催しました。
9月18日(木)、大阪緑涼高等学校グリーンホールにおいて、谷岡一郎理事長・大阪商業大学学長が、2年生生徒全員を対象に講演されました。
「楽しい生き方について」と題して行われた講演では、まず自己紹介でご自身の趣味について、「読書、音楽、映画、ゲームはポーカー、囲碁、麻雀、ボードゲーム…プラス文字を書くこと。文字を書き続けると頭がスッキリします。今日からできれば1日に100文字書いてみてください。今日は何があったとか、何を感じたとか。毎日それを続けてみてください。10日間続けたら、周りの景色が違って見えます。文字を書く癖をつけてください」と述べられました。
続いて建学の理念「世に役立つ人物の養成」と、それを現代風に解釈してまとめた4本の柱「思いやりと礼節」「基礎的実学」「柔軟な思考力」「楽しい生き方」について「この4つは、将来皆さんが社会でリーダーシップを取るには必ず必要になる素養ですから覚えておいてください」と述べ、その中で特に『楽しい生き方』に絞って進められました。
「ただ楽しいといっても楽しさにはヒエラルキー、階級があるんです。物質的な楽しさ、その上に人間関係の楽しさ、その上に学びとチャレンジという楽しさがあります。ここまで皆さんは到達できてほしい。とにかくチャレンジを続けることです。最後に一番上に、自己実現という楽しさがあります。楽しさにはいろいろな段階があるんだということを知っておいてください。私が考える楽しい生き方というのは、まず幸せでなければいけません。自分が幸せを求めようという意識がなければ、他の人を幸せにすることはできません。まず自分が幸せになるんだという強い気持ちを持ってほしいんです」。
途中でクイズを4問出題され、挙手して答えた生徒全員に著書を手渡しで進呈。会場内では多くの手が上がり大正解が出る一方で、洒落(駄洒落?)での回答も飛び出して、あちこちで笑いが沸き起こりました。
そして「10年後、今ある職の3分の1は存在しないと断言できます。今までの常識は通用しません。過去に例のないような問題がいっぱい起こります。そんな時に皆さんがリーダーだったら答を出さないといけないんです。自分で考え答を出す力、こういったものがどんどん必要になってきます」と述べられ、最後に「やるかやらんか迷ったらやる。但し、ネガティブなことはやめる勇気を」「最後に笑う者の勝ち」と、ご自身の信念を披露して講演を結ばれました。